段ボールは厚みの違いで名称が変わります
段ボールやカートンといえば、みかんが入っていたり、引越しの際に使用したり、家電製品を購入した際の箱というイメージがあると思いますが、段ボールには紙の厚みの種類があるんです。
段ボールの厚みの単位はフルートや段で表します。そして厚みをアルファベットで、A段、B段、C段、D段、E段、G段、またはAフルート、Bフルート、Cフルートと表記されています。フルート(flute)とは段ボール断面から見れる波のことです。
段ボールの紙の厚さで種類がわかるように「A段、Aフルート・約5mm」「E段、Eフルート・約1.5mm」のようにアルファベットで区別します。
また、厚みAとF段を重量専用や海外用に貼り合わせたW段、Wフルートもあります。
上の写真の一番下から上にかけて、A段、B段白地、B段、G段になります。
1番、薄い段ボールのG段
このアルファベットで厚みを分けて、用途や形式により使い分けております。W・A段は引越しや輸送用の外箱(A式=みかん箱式)に使われる事が多く、B・E段はPOP什器に使われ、E・G段は内箱やパッケージ、ギフトボックスで多く使われています。
段ボール素材の強みはなんといっても強度。一番薄いG段でも、同じ紙厚の厚紙と比較して数倍の強度を持ちます。
厚紙より強度があるから重たい商品にぴったり
写真のGフルート(G段)は、 約0.9mmと一番薄く、厚紙と変わらない程に薄い段ボールです。最薄の段ボールの材質です。(G段 ジーダン・ミニ段・マイクロフルートなどとも呼ばれています)
段ボールの丈夫さ、特有の高いクッション性、厚紙同様の扱い易さを兼ねていることから、衝撃から守る輸送箱、重たい液体の商品を中心に化粧品・食品・精密機器用品・ギフト品と幅広い製品に利用されています。
このG段ですが薄いと言っても、印刷機にとっては厚すぎて他社さんで直接印刷できるところは少ないのですが、弊社ではG段に直接印刷ができるG段印刷をやっております。
段ボールの印刷は高くて、精度が荒い?
通常のダンボール印刷は、フレキソ印刷という方式で印刷されておりますが、この印刷方法はゴムや樹脂など版を使用しますので版代が掛かります。またドットが大きくオフセット印刷のような高品位な写真や自然なグラデーションなどは綺麗に印刷できません。色の掛け合わせの網点の掛けあわせは表現できないません。
従来の段ボールを使用したパッケージですと、コートボール270gのちょっと厚めの紙にオフセット印刷をしてからG段を合紙といってのりでくっつける行程をしていました。紙が厚すぎるため技術的に直接は印刷できなかったのです。
しかし、弊社の印刷機ではGフルート(G段印刷)に直接、ハイブリッドUV印刷をしています。
直接、印刷する事で合紙の行程が1つ減り、単納期、コスト削減が実現できます。もちろん、合紙という行程がなくなったぶん、ロット数がまとまらなくてよいため、少ロットも対応できます。
印刷会社にもよりますが、フレキソ印刷は1万枚以上が経済ロットという会社さんもあります。
プラスしてハイブリッドUV印刷だから、グラデーションや色の掛け合わせの高品質、高詳細の印刷、通常オフセット印刷ができます。
弊社のハイブリッドUV印刷機で印刷~抜打ち~糊貼り加工まで、自社工場で一貫生産します。
今まで段ボールで商品パッケージを作るとコスト面、仕上がりの面で、デメリットばかりだったのですが、Gフルートに直接印刷が可能になると、1つもデメリットはなくなります。
実際に印刷したパッケージをアップします
弊社の印刷機は小森コーポレーション社製の(菊全伸び710×1020ミリ)H-UV5色+UVコーター付きとH-UV6色機の2台体制で印刷しております。
印刷機には4K検査カメラ付き+ダブルデリバリーで不良を検知すると、良品と分けて排出デリバリーされるため印刷不良の混入を未然に防ぎます。
現にG段直刷りでの印刷不良はこの7〜8年生産しておりますがゼロとなっています。
G段に直接印刷ができる特徴を再度リストにすると
- 合紙で対応しないからコストが安い
- 合紙の工程が少ないから、納期が早い
- 合紙で紙が反らないから仕上がりがキレイ
- UV印刷で印刷もキレイ
G段は世界最薄のダンボールで、、弊社のハイブリッドUV印刷で高品位なオフセット印刷ができるダンボールです。
今まで、コスト高と印刷表現の粗さ、チープさで諦めていた、ダンボールのフルカラーの表現も弊社ならOKです。Gフルート印刷で商品をさらに引き立てるカラー表現、カラー印刷を段ボールパッケージでもご堪能できます。
G段は同じ面積(㎡)の厚紙と比較して、強度があります。厚みは約0.9ミリ程度のダンボールで、ちゃんとフルート(波)があり強度があります。フルート部分で強度を持ちますので、同じ強度でも軽いという利点もあります。
商品が重く、厚紙単体では強度が不安な商材のパッケージにはぴったりの材質です。
また弊社のハイブリッドUV印刷機は、UVインクを使用しますので有機系揮発性化合物を排出しません。摩擦性の耐性もあり、環境に優しい材料+印刷方式です。厚紙より強度があり、綺麗な印刷のいいことだらけのG段でパッケージを作りませんか?
G段印刷化粧箱のサンプルをご用意しました
実際、手にとって見ていただいた方が、どんなものかわかりやすいので、サンプルを作りました。
上記写真でお分かりいただけると思いますが、材質のG段は約0.9ミリの厚みです。
段ボールでありながら、薄くて平滑性に優れている為、ダイレクトにオフセット印刷が可能です。
板紙の高品質な印刷が、丈夫な段ボール素材で利用できます。
底組箱の化粧箱で表面4色フルカラー、裏面4色フルカラーでG段印刷しました。
オフセット印刷がでることで、写真やグラデーションなどの繊細な表現が可能となります。
従来の段ボール印刷では、版代が高く1色の印刷でなおかつ、アミ点が使えない印刷方式のため、写真は使えず、ズレがひどく、細かい文字は潰れてしまうため大味なデザインしかできませんでしたが、直接G段に印刷できることで、
高品質な仕上りの美粧印刷箱として、内装箱や個装箱、ギフト箱としても多く使われております。
サンプルとしてお配りするので、外側はG段印刷の特長を広告としての意味合いで記載し、内側は表示できる色域がわかるようカラーチャートと、どこまで詳細な視認性かがわかるようにQ数表の2つを用意しました。
オフセット印刷だと紙が厚すぎて印刷しにくく時間が大幅にかかり敬遠されがちで、一般的な印刷会社では手を出しません。
未だに、コートボール270gにオフセット印刷をして、G段を合紙している会社もあります。弊社のハイブリッドUV印刷機で印刷~抜打ち~糊貼り加工まで、自社工場で一貫生産したサンプルです。
G段(マイクロフルート)の認知が低く、存在を知っていただくため今回のパッケージをご用意しました。
段ボールだと細かいところの折り加工、抜き加工は難しいと思われますが、G段は約0.9mmなので引越し用に使う段ボールと違い薄いため、しっかりと細かい加工もできます。G段は一般の厚紙とほぼ同じ加工ができます。
さらに、GF(ジーフルート・約0.9㎜厚)は、薄くて平滑性に優れている為、直接印刷を行う事により、合紙工程がなくなり短納期に対応できます。
合紙工程が無くなるので、コスト削減に繋がり、経済的です。
G段印刷の裏面印刷は、印刷しにくく時間が大幅にかかることと、用紙の潰れをさせない、圧力加減が難しいため敬遠されがちで、一般的な印刷会社さんでは手を出しません。
弊社では、裏面印刷でもしっかり色を出します。
段ボールなので、古紙としてもリサイクルできるため、とってもエコ。
商品パッケージ・食品パッケージ・ギフトケース・スマホ・家電品・部品パーツ・アパレル・玩具・アクセサリー・POP・セールスプロモーションツールなどさまざまな用途に最適です。
実際に弊社の印刷機でUV印刷したG段のディスプレイボックスのサンプル(上記の写真)をご用意しています。印刷の詳細、軽さ、丈夫さなど、実際に手で触れてご覧ください。
お気軽にお問い合わせください。G段印刷をした化粧箱サンプルをお送りさせていただきます。
G段パッケージのデザイン、設計、印刷なら
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