UV擬似エンボス(弾きニス)とは?
オーバープリントUVニス(OPニス)と光沢UVニスという2種類のニスを使用し、オフセット印刷でエンボス風の凹凸をつくり、立体の浮きだし効果をだす印刷表現の技術です。
はじめにOPニスを印刷し、UVで硬化させた後に光沢UVニスをかけます。OPニスを印刷している部分に水と油の反発現象と同じようにUV光沢ニスがはじきエンボス風の凹凸が浮き出しの効果となります。
どのようにして加工をするかと言うと弊社の印刷機械UV印刷で赤い部分やゴールドのロゴの部分を印刷後活酸素の部分のニス版を使いニスを印刷してコータ胴でUVニスを塗布すると回りがザラザラで文字だけグロス艶のカッコいいパッケージが完成します。
ザラザラの部分はまるでエンボスを掛けたような感じですので擬似エンボスと言うのです。またニスを弾かせて加工をするのでハジキニス、彈きニスと言う場合もあります。
弊社の印刷機械は小森コーポレーション社製ハイブリッド印刷機 リスロンG40最高速度16500回転で4/6 55Kの上質紙〜0.8ミリのG段まで刷れるのでカタログ、取説〜ダンボールのパッケージまで綺麗に刷れる印刷機で印刷しています。検査カメラ+ダブルデリバリーで細かなピンホールや色ムラを検査して不良の混入を防ぐ事のできる印刷機です。
KHS-AIとH-UV(小難しいてスミマセン)を組み合わせ印刷準備時間の短縮、損紙の低減・印刷工程の短縮化を極限まで推し進め「究極の小ロット・短納期の両立を高次元で実現した印刷機です。
さらに、省エネ、省資源、印刷時に放出されるVOCなどの有害物質の低減、騒音の低減などに取り組み環境負担の少ない環境配慮型の印刷機です。
擬似エンボスの化粧箱パッケージでの活用方法
商品パッケージをより目立つように皆様いろいろと工夫をされているかと思います。箔押し、浮き出し加工、PP加工など色々な手法がございますが擬似エンボス(彈きニス)でパッケージを目立たせてみませんか?
パッケージで活用した例を写真付きであげていきます。
擬似エンボスで文字を浮かび上がらす
活酸素と言う文字がグロスの艶で光輝き、回りがザラザラマット調になっているます。写真なのでザラザラマット感がナカナカ分かりづらいかと思います。
文字以外の部分に擬似エンボスをかけましたが、文字がグロス艶で回りはエンボのおかけで反射光が拡散され、マットになっていますので文字がかなり目立ちます。
確かに活酸素の部分だけ目立ちます。きっと売り場でもキラキラと輝く事間違いありません!
擬似エンボスで写真を浮き出させる
擬似エンボス、彈きニスの具合をご確認ください。グロス艶の部分を大きくとったパターンです。
上のパッケージは写真の部分だけを全てグロス艶にしていますので、光の影によって写真部分だけが激しく反射します。おかげで写真が浮き出流ように見えます。
擬似エンボスでロゴのパターンを描く
茶のベタの印刷上にロゴだけを弾きニスをかけたパッケージです。
全体にザラザラしていますので光の影によってロゴがパターンで反射で輝きます。
ロゴをパターンにしてパッケージ全体に配置して印刷したら、まずクドく、しつこいパッケージなっているはずです。
しかし、茶色のベタの上にニスだけのロゴですので、目立ちはしませんが、存在感は十分すぎるほど出ています。ロゴに立体感が出ています。
光の加減ではしっかりとロゴが認識できます。
箱全体にパターンで万遍な全体にロゴを入れていますので、どこで部分的に反射するかわからなくも、どこかでしっかりロゴを反射させてくれます。
擬似エンボスでキャッチコピーを目立たせる
次のバッケージは、弾きニスのエンボスでマット感がでることを利用し、黒のバック、イメージのグレーにエンボスをかけ、しっとりとマットになっていることろに、キッチコピーが入るピンク、ゴールドの帯部分に光沢がでるようにしてあります。
こうすることによって無彩色の上にピンクを置いて色の明度の差で前面にでる効果が、光沢とマットの質感の効果と合わさり、メリハリの差がはっきりととなりました。
おかげさまで、キッチコピーに力があります。
擬似エンボス(彈きニス)のサンプルを見たい。見積もりをして欲しいなどなどご要望がございましたらお気軽のお電話またはメールください。
擬似エンボス(彈きニス)のパッケージを制作される際には是非とも莫大なノウハウがある弊社までご相談ください。
埼玉県レイクタウンでパッケージ印刷をメインに、POP、紙什器のデザインから印刷まで承っております。工場見学、大歓迎です。
フリーダイヤル0120-007-767
株式会社 藤田
〒343-0826 埼玉県越谷市東町5-115-2
電話 048-989-9944 FAX 048-989-9949