熱圧着ブリスターパックって?知っているつもり?
- 2014.10.07
- ブログ_ブリスターパック
- ブリスターパック
昨日はスライドブリスターパックを案内させる頂きました!本日は熱圧着ブリスターパックの紹介をさせて頂きます。
熱圧着ブリスターパックのメリットとしては商品の大きさ分プラス10ミリ程度の糊しろを付けるだけなのでブリスターパックの面積が抑えられるため、安く出来ます。
またスライドブリスターのような台紙をスライドさせる折り返しも必要としませんので余分な工賃も掛かりません。スライドさせないで良いので台紙の形状もハートや丸など自由設計度も高いので目立つ台紙形状が可能です。商品も密閉性が良いので写真のようなキンカンなどの第二医薬品の商材や化粧箱などがこの熱圧着ブリスターパックを採用頂く事が多いです。ある程度ロットが多いと熱圧着ブリスターパックのお値段がぐぐっと安くなりますのでコストメリットは大きいですね!!
製法としては台紙に特殊な糊を塗布して熱圧着機械で圧着します。この機械が無いと圧着出来ませんのでデメリットとしては熱圧着機械が必要となるのと圧着治具が必要となります。圧着治具は木型で凹の部分にまずはブリスターパックを入れて商品を入れてその上に台紙を置くイメージです。このようにセットして上から熱板が降りてきて約3秒熱板の熱で台紙とブリスターパックを温めますと下記写真のように紙の表層とブリスターパックが圧着されるのです。
この治具も1台では加工スピードが上がりませんので4〜5台用意します。この治具も1台4〜5万円するので案外初期投資の負担も馬鹿になりません。あとは台紙にも特殊な糊を塗布しますので台紙単価が高くなります〜とは言っても2倍にはなりませんのでご安心を。
この製法を行う商材は比較的ロットが多い商品や中身を密閉したい商品向けです。台紙の糊も約3〜6ヶ月くらいしか在庫として保管出来ませんので早めに圧着しないといけません。
何故?
台紙を重ねて在庫して置くと台紙の重みでブロッキングしたり糊が用紙に染み込み本来のスピードで圧着出来なくなる場合がありますので早めに圧着しなくてはなりません。あとは台紙の用紙と糊の配合とブリスターパックの相性が悪いと圧着不良を起こす事が多く台紙が悪いとかブリスターが悪いとか加工が悪いなどと責任の所在が曖昧になることが多いです。熱圧着のスピードを遅くすれば台紙とブリスターはよく圧着出来るのですがブリスターパックが熱で変形します。スピードが早いとブリスターは変形しませんが台紙と圧着出来なくてパリパリと直ぐに剥がれてしまいます。非常にシビアな台紙+ブリスターパックの仕上がりが求められる商材です。
他社で圧着不良で泣き寝入りしておりませんか?
圧着加工が悪いから着かないんですよ〜とか、もっとスピードを遅くしてゆっくり加工しないと圧着出来ませんよ!とか言われて弊社へ相談に来られるお客様も多いです。
この熱圧着機械も弊社で設備しておりますので見学されたい方はお気軽にお電話またはメールください。ブリスター台紙や変わったパッケージを制作される際には是非とも莫大なノウハウがある弊社までご相談ください。多品種少量生産でのコストダウンをする製版〜印刷設備も社内に設備しておりますので他社より必ず良いアイディア・コストで商品を販促させて売り上げアップに貢献させて頂きます。
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