LCコートとは?
今回は表面加工「LCコート」についてご紹介させていただきます。
LCコート(ラミコート)の加工は、印刷面(原紙)にUV硬化樹脂(ニス)を塗布した後、転写用のフィルムを密着(プレス)させて、UV照射をし硬化させます。更に硬化後、フィルムを剥がす事によりフィルムの柄(形状)が転写される仕組みになっています。
フィルムの柄は「艶あり(グロス)、艶なし(マット)、ホログラム柄」を印刷面側に転写する加工法になります。
LCコートの特徴
UV硬化樹脂を使用しているため、焼却時に有害物質が発生しないと言われています。また、仕上りはPP貼加工とほぼ同等と言ってもいいでしょう。 LCコートの「艶あり」は、黒などの濃い色の上に加工すると非常に見た目が映え、白などの薄い色は、上品な印象に輝きます。それとは逆に、「艶なし」はマット感が出るので、とてもシックな高級感が出ます。また表面が傷が付きにくく、「耐磨耗性」に優れている。とも言われています。
見本帳HP-59
LCホロとは
弊社でご協力させて頂いたパッケージの中で、LCコート加工の中でも、「LCホロ」というものがあります。業界用語では、ホログラムPP加工、LCコートホログラムなんて言われていたりします。転写フィルムがホロであればホロ柄が転写されるというわけです。
最大の特徴の一つ目は、視覚効果やデザイン効果がバツグンに向上するという面です。私の俯瞰で見た感覚ですが、印刷だけしたものとLCホロを加工したものを比べると、ぐっとオシャレパッケージになります。仕上がりはフィルムを貼った様な強い素材感はないものの、その控え目加減がなんとも上品でいて、アピール度が高い感じがします。個性的な柄を取り揃えていて、その強烈なアイキャッチ効果がえられます。
二つ目は、フィルム貼りではなく、硬化皮膜は極薄な為古紙回収ができ、環境にも優しい表面加工です。
LCコートをご希望の際の注意点
LCコートのフィルムには欠点があります。ホログラムの継ぎ目が存在するという点です。弊社では、紙の流れに対して横に継ぎ目が出てしまいます。
目安は550mmになりますが、同じ印刷物でも継ぎ目の位置は調整出来ません。なので、同じ製品でも継ぎ目の位置はバラバラです。印刷物のデザインによっては継ぎ目が分かりやすくなってしまったり、その逆に目立ちにくかったりします。
これは避けられない部分ではあります。弊社で製造させて頂いているパッケージを見ると、、、、。言われてよく見ると分かるくらいなのですが。
もうひとつの欠点は、JANコードが読めるのか?という点です。ホログラムの種類によっては、JANが読めないものもあります。上記写真のものは検証済みで、読み込めます。選ぶ際には必ずホログラム加工を掛けたものでのJAN読み込みが出来るのか、出来ないのかのテストが必要です。
LCホロ加工/事例
↑LCホロ加工なし
↑LCホロ加工あり
↑LCホロ加工なし
↑LCホロ加工あり
ホロ柄の反射があるので、写真だとわかりづらいですが。。。
他の柄もいろいろ取り揃えております。
LCホロ表面加工のお問い合わせは、下記までご連絡ください。
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