まず、パッケージの紙箱を作る中身の商品をお借りします
弊社で化粧箱商品パッケージが誕生するまでをご紹介します。
弊社は埼玉県レイクタウンで、化粧箱をはじめとする商品パッケージの設計、デザインから印刷、抜き加工、貼り加工まで自社一貫で紙器を印刷加工しています。
商品パッケージ製造のご依頼をいただきましたら、まず、パッケージを作る中身の商品をお借りします。
商品を包むパッケージを設計します
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NOデザイン、NOヒット商品です。
お打ち合わせをし、方向性を確認させていただきます。
方向性を踏まえて商品パッケージの材質を選定し材質に合ったの設計にかかります。今回はキャラメルタイプの化粧箱になりました。
商品の重量と納品形態、輸送方法等により、用紙の種類、厚さ、パッケージの形状を決めます。
設計したサンプルを実際に印刷する紙でカットします。
商品を入れ、耐久性をテストします。
商品により量産の前に商品にあった形状のパッケージダミーサンプルでご確認いただけます。
手に取ってもらうデザインでパッケージを彩ります
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設計したCADデータに合わせバッケージデザインをします。
年間100件を超えるパッケージデザインを手がけるパッケージに精通したデザイナーが貴社のパッケージを彩ります。
一番最初のデザインご確認は2〜3週間のお時間を頂いております。
商品を包むパッケージは商品の顔になり、商品の広告スペースとなります。
ここはじっくりお時間をかけて、作り上げていきましょう。
パッケージデザインが完成したら、印刷に進行です。
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ここから版出力、印刷、抜き加工、貼り加工から納品と進めていきます。
納期も重要ですのでスピーディーな進行になります。
仕上がりをよくする版の出力
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データ入稿の際はトラップ等印刷に適したデータに手直しし、印刷に使用する版を出力します。
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CTP機械は2015年4月に入れ替えました。64ch光源を搭載した最新のCTPで、1時間あたり23版の高速出力。サーマルプレートプロセッサーの廃液は従来の約1/8となり、処理コストやランニングコストの削減や「廃棄物削減・省資源化」にも貢献しています。
質と量を両立するUV化粧箱印刷
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印刷ですので毎日大量の紙を使用します。
膨大な紙を扱うので、流通の紙の単位は枚ではなく重量でやり取りをします。
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弊社の印刷機は小森コーポレーション社製
ハイブリッド印刷機 リスロンG40
最高速度16500回転で4/6 55Kの上質紙〜0.8ミリのG段まで印刷できます。
カタログ、取説〜ダンボールのパッケージまで綺麗に刷れるパッケージ印刷機です。
5色+ニスのハイブリッドUV印刷機で、検査カメラ+ダブルデリバリーで細かなピンホールや色ムラを検査して不良の混入を防ぐ事のできる印刷機です。
ニスを2回使い、擬似エンボス加工も可能です。
箱の形状にする抜き加工
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飯島製作所社製
自動平盤打抜機 MJ-1040
自動平盤打抜機と言ってもピンと来ないと思いますが、印刷終了後に抜き型を使い打ち抜く作業をする機械です。
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本来は厚紙専用の打抜機でした。ただ色々な印刷物を試しているうちに薄紙(上質紙ですと4/6 55K コート紙 4/6 73K)も抜けるようになりました。厚い用紙ですとG段ボールやE段片段、コートボール400g2枚合紙(約1ミリ)くらいのもの迄、抜いてしまいます。昨今は品質の厳しさから異種混入、見当ズレなどのクレームを減らすように検査カメラも増設しました。
最先端の打抜機で最高速毎時8500枚の高能率でコストダウンに一役買っている打抜機です。
CADで設計した抜き型で紙を箱形に抜きます。
短納期のため3台の抜きの機械でフル稼働操業してます。
箱を立体にする貼り加工
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箱の形状になるよう自動で糊を貼る機械です。
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HSG-PB-1000型デラックスグルアーサックサイド底貼機。
HSG-M-350型ミニグルアーサック貼専門機 。
SPT-PB-800型サイド貼、底貼、両サイド貼機。の
3台を使用して様々な形状のパッケージに対応しています。
サックマシーンで糊貼りをして
完成です。
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化粧箱パッケージの印刷、製造は、まだまだ、個人事業の多い町工場業種です。分業で1つの工程を事業として、次の会社、また次の会社での加工を経て化粧箱パッケージが出来上がっています。
まだ分業の多い業界のその中で弊社はパッケージデザインからパッケージ印刷まで自社一貫ですので工程納期の退縮ももちろん、コストも最大限圧縮できます。
海外での印刷は人件費から違うため、海外とはコスト勝負できませんが、日本国内なら同じ設備を整えている各県、両方の手で数えられるくらいの会社さんと同じ下位のコストでパッケージ印刷できます。
弊社レベルより設備が整っている会社は大手になってしまうため、乗せる比率が高くなり、コストは高くなるはずです。
品質と価格を丁度よく兼ね備えた弊社のような商品パッケージ専門印刷会社にお見積もりを投げていただくのが、トータルでいうと早道になると思われます。
新規パッケージ印刷の際には、ぜひお声がけください。