ツルツルと滑る。シリコンニス加工の化粧箱パッケージ
商品パッケージの化粧箱を印刷する場合には、輸送時の傷防止のために表面加工をする場合、ニスかプレスコートかPPフィルム表面加工をします。
その中で光沢具合は一番低いですが、一番価格がお買い得なのがニスです。
その輸送時の傷防止のためのニスですが、商品の重量との兼ね合いや紙質との相性で、細かい振動でもニスをかけても紙箱表面に細かい傷が着いてしまう場合があります。
その際の対処法として、ニスに1%のシリコンを入れることにより滑りを良くて傷を抑える方法があります。
ニスにシリコンを入れた割合が左が2%、右が1%です。
シリコンニスが、どれくらい滑りやすいか?実験しました。
化粧箱を重ねてみて机を震度2程度で揺らして見ました。
想定で手で机を揺らしていますが、震度2の揺れで、どんどん重ねた化粧箱がずれていきます。真ん中がシリコンニス2%です。
シリコンニス2%はすぐに重なりが崩れました。
揺らしている加減で、場所による力の伝わりに強弱があるかもしれません。
紙箱の場所をかえ、再度揺らしてみました。シリコンを添加しないニスは崩れないのに対し、1%、2%は揺れるたびにどんどんスライドしていき崩れてしまいました。
このようにパッケージの表面加工の際、ニスにシリコンを添加することにより滑りがよくなります。
紙箱にシリコンニスを添付するのは通常1%までです。
今回、試しに化粧箱に2%シリコンニスを加工してみましたが、2%はカードゲーム、トランプ用で滑りをより求める用です。2%はヌルヌルです。滑りすぎて化粧箱パッケージには向かなそうです。
表面加工のニスにシリコンを入れることにより滑りを良くして紙箱と紙箱の接触時の傷を抑えます。
梱包用の外箱の中で仕切りや合紙などで丁寧に包装して傷防止をしている、繊細な化粧箱をお使いの際にはシリコンニスで、梱包の人件費が削減できます。
シリコンニスで、傷や擦れによるクレームも激減します。
傷防止のため、小分けに梱包していた紙箱も、大きいロットでまとめてカートンに入れられるので輸送費も削減できます。
見直しさせていただければ、御社の印刷物もコスト削減方法あります。
お気軽にご連絡ください。再お見積もりでコスト削減いたします。
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