ブリスターパックでスプレー容器などの筒状形状の商品は、輸送などの振動で中身の商品が動いて正面がズレて回転ししまい、裏の説明が正面になって店頭で陳列されている商品を見たことはありませんか?
化粧品のスプレー容器や洗剤ボトルの円柱形状は固定する部分がないと容器がクルクルと振動で回転してしまいます。1周して元に戻ればいいのですが、そんなうまくはいく訳がありません。裏面の取説や社名住所が正面になり、店頭で陳列されることになります。
化粧品も洗剤のボトルも裏面は扱い方や注意がビッシリと入ります。
紙箱パッケージをシンプルにしてデザインはラベルの正面で勝負にしていたら、
上記の写真のように、何の商品なのか?ということでさえわからないことになってしまいます。
イメージのため取説が正面にきている写真を載せましたたが、この紙箱のパッケージの場合は、折り返しでフタを固定しボトルが回転しないようになっています。
ブリスターパックの場合は、紙箱のように複雑な設計はできません。
ではボトルの正面がデザインとして命というブリスターパックでの商品パッケージは、どうやって対応しているかというと、従来では両面テープで容器とブリスターを固定していました。
弊社では、ブリスターに機構を加え、両面テープなしで中に入っている商品が回転しないように固定できるようになりました。
両面テープで容器とブリスターを固定は内職作業ですので、1工程少なくなりコストも削減となります。
今回、中に入っている商品が回転しないブリスターパックをご紹介します。
見た目は一般の普通のブリスターです。
商品がセットされて、
台紙をセットするスライドブリスターです。
見た目は一般の普通のブリスターなのに、商品が固定されるのはブリスターに凸部分をつけてあるからなのです。
両サイドの凸部分でがあるため、商品を乗せると引っかかります。
軽く押して奥に入れて、商品を両サイドの凸部分で固定させます。
しっかりロックされるため、逆さまにしても商品は落ちません。
ブリスターを逆さにしたまま、歩いても商品は落ちません。
部屋の中をブリスターを逆さにしたまま、歩き回っても商品は落ちません。
輸送では想定できないほど振ってみた様子を動画にとりました。
円柱型の商品でも、しっかり固定されているため、正面から回転してズレることはありません。
こんなちょっとの凸部分だけで、商品が移動したり、回転しないのなら、なぜ?両面テープで固定しているブリスターパックが多いのでしょうか?
それは、凸部分があるだけで生産ができなくなってしまうからなんです。
プリスターパックは型に合わせて成形しています。凸部分がなければ、重力で型から離れやすいので、高速で成形していけますが、凸部分があると凸部分が型に密接にくっついてしまい、型から取り去るという工程がでてきいしまいます。
その工程はわかりやすく言うと、棒で内側から押し出してプリスターパックを取り去ります。
その1工程ができる機械の場合は、凸部分があっても生産スピードに問題がなく大量生産できますが、できない機械の場合だと、やるとすると生産スピードを遅くして手で取り去るしかないため、コストを考え両面テープで固定しているブリスターパックがまだ多いのです。
ブリスターパックに商品がしっかり固定されていれば、あとは台紙をスライドさせ
最後までスライドさせ、ロックすれば完成です。
輸送時の揺れでも、正面は一緒、店頭でお客様が商品を手に取っても正面は一緒の優れものブリスターパック、弊社のスライドブリスターには、もうひと工夫があります。
台紙を真四角ではなく左右に凸部分を作っています。
ブリスターには半円の穴を空けてあります。
台紙をスライドしていくと
台紙の凸部分とブリスターの丸穴でロックされる仕組みです。
裏面でみていきます。台紙をスライドしていくと
台紙の凸部分とブリスターの丸穴でロックされます。
このまま店頭に陳列しても大丈夫な固定具合ですが、万引き対策として1箇所をテープてで止めれば、充分しっかりと固定されます。
フックにかけて陳列しても
スタンドをつけてあるため、自立ができ平置きにも対応できます。
中に入っている商品が回転しないプラス、使い勝手の良い、スライドプリスターパックのご紹介でした。
埼玉県越谷市レイクタウンの商品パッケージ専門印刷会社
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