ペルソナ分析を活用した効果のあるパッケージデザインとは?

ペルソナ分析を活用した効果のあるパッケージデザインとは?

計画と戦略がなくてもヒット商品を作りたい

もし、これから商品やサービスを企画開発するとして、その商品やサービスの売上を上げるための計画をまったく立てなくても、爆発的に大ヒット商品になり、永久的に売れてくれるかもしれません。
また、宣伝ブログサイトのPV数を上げるための何の戦略をしなくても、1ワードでの検索1位が軒並みとれ1日で100万PVのページができてしまうかもしれません。

計画と戦略のイメージ

何にでも伝説的な人はいて、まず作ってしまおう。まず売ってしまおうで、計画と戦略もなく天文爆発的な売り上げを可能にした経営者もいたことでしょう。

しかし、私も含め、多くの人はカリスマではありません。計画無くして売り上げを上げることはできませんし、戦略を疎かにして売り上げラインの達成が確実になることはありません。
計画と戦略は非常に重要で、商品、サービスを効率よく売れるようにするには計画と戦略を打ち立てることが一番の近道です。

計画と戦略がない商品はダメでした

弊社では商品パッケージをメインにデザインから印刷まで取り扱いさせていただいていますので、増刷といった形で商品の売れ行きがわかります。
間違いなく言えることは、増刷の多い商品は初期段階でしっかりと計画と戦略を練っている商品です。
行き当たりばったりで計画と戦略と先のことをあまり深く考えず、その場その場のなりゆきにしてしまった商品に増刷があった試しはありません。

計画と戦略を立ててみましょう

商品を企画開発する際に計画と戦略を立てるとすると、数多くマーケティング手法があります。その中でも簡単で確実性の高いペルソナマーケティングという、「購入する人」を分析することで、ヒット商品のヒントを分析していく方法をご紹介します。
ペルソナとは「特定する架空の人物」のことでマーケティングでは「特定する架空の消費者」となります。

マーケティングのペルソナのイメージ

マーケティングのペルソナとは?

ペルソナと似たマーケティング用語として「ターゲット」というものがあります。商品やサービスのユーザー像を考えるという点ではターゲットもペルソナも同じなので、混同している方も多いのですが、使い方としては別物となります。
ターゲットが「大まかな情報で大きく、くくった層」に対して、ペルソナは「細かくライフスタイルを想定した架空の人物」という違いがあります。

ターゲット
30代〜40代、女性、会社員、料理好き
ペルソナ
・秋野つゆ
・37歳
・女性
・都内在住
・都心で働くバリバリのキャリアウーマン
・独身か共働きで経済的に余裕がある
【特徴】
・自分の時間を大切にする
・社交的な性格
・装飾より機能を好む
・シンプルでセンスの良いものを追求する
・フォアグラよりレバ焼きを頼む
・個性的でこだわりがある
・プールに行ったらいきなりクロールから始める

秋野つゆさんは架空の人物ですが有名な方で、マーケティングの実例が多数あります。検索してみると他サイトで多数紹介されています。読み応えがありますので、ぜひ検索してください。

ペルソナとターゲットの違いとは

「ターゲット」は人物像を漠然とした情報で、幅を持たせて設定するのに対し、「ペルソナ」はライフスタイル・趣味趣向など幅広く設定し、人物像を特定し細かく具体的に設定していきます。
架空の人物ですが、どのような実生活を送っているのか?を、誰もが共感して想像できるようにするのがペルソナ分析の設定です。

「ターゲット」を設定しても消費者層が漠然として上手く定まっていない状態では、企画、デザイン、販売へのアイデア出しが幅広いものとなってしまうため、手間と時間ばかりかかってしまいます。
「ペルソナ」として特定する架空の人物を想定することで、より具体的なアイデアと効果的な計画が出しやすくなり、判断の判別に迷ったとき打開のきっかけになります。

ペルソナ分析をする意義

商品の企画開発という仕事は年齢と性別が違う様々な人との共有作業で進行します。ターゲット像が曖昧で、認識が共通できていないまま企画開発をが進行してしまうと、商品に対して考えているイメージの個々のバラツキが日を追うごとにどんどん大きくなってしまいます。

「特定する架空の人物」の具体的なユーザー像「ペルソナ」を設定することで関係者間の認識を統一でき、視点を同じにすることで知識と経験が集約し商品の完成度を高めることができます。プロジェクトの方針がはっきりすることで企画開発から販売までの戦略が明確になります。

パッケージデザインこそ、ペルソナ分析

特にパッケージのデザインを設定するには「ターゲット」でデザインを設定してはいけません。例えば、女性誌ではライフスタイルと年齢に合わせ細かく棲み分けができて、お姉ギャル系という同じ系統の雑誌でもペルソナの設定の年代は2歳違いで、棲み分けをしています。

表紙の女優さんから、本文のモデルさんからレイアウトまでペルソナ分析で設定し、その世代、ライフスタイルの人の好みに合わせデザインされているからこそ手に取ってもらい、購入してもらえるという流れになるのです

https://uguisu.skr.jp/trend/fashion/woman.html
画像転載 女性ファッション誌系統・年齢層まとめ

男性はピンとこないもしれませんが、女性誌はこれだけの数の雑誌があっても自分のライフスタイル、世代にぴったりあっている雑誌でなければ、目にも触れず、表紙の女優さんが誰だったか?もわからないとほど注視されず、認知もされません。

ペルソナ分析でパッケージのデザインは決まります

認知とは商品の存在を知ってもらうことで、認知で知ってもらうからこそ、その商品がお客様の生活を豊かにするだろうと感じる「関心」次に「共感」「購入」という流れに繋がります。まずは、認知されることから始まります。認知されない商品は店頭に陳列されていても販売機会のない商品ということです。

商品パッケージのデザインを「ペルソナ分析」で設定をすることで、「特定する架空の人物」の先にいるお客様の層に情報をお伝えすることが可能になります。
ライフスタイルと世代に合わせたデザインで商品パッケージをアピールして、商品を見て、知って、認知してもらえなければ商品は売れることはないのです。

漠然としたターゲットだけに頼ってパッケージをデザインすれば、どこの層にも刺激を産まない店頭で置物として陳列される商品ができあがります。
ペルソナ分析を活用し、見てもらえるデザインにすることが売れる商品パッケージの第一歩となるのです。

パッケージのデザインだけでは不足な点が

ペルソナ分析で商品パッケージを求める「特定する架空の人物」を設定すると多くの人物は次の点が当てはまります。

・キレイ好きで、清潔感に気を使う
・家具のレイアウトは整理整頓された、揃った配置が好き
・ピシッとアイロンがけされたシャツと、ピンと貼ったシーツを好む

自分の部屋が多少散らかっている人でも、掃除の行き届いていない汚れたお店、商品が散乱した陳列の汚いレイアウトのお店には入りたくありません。
せっかくペルソナ分析でデザインされた最良の商品ができたとして、陳列しているお店がゴミだらけで汚れた店だとしたら店がわの都合なので仕方ありませんが、店頭の棚でバラバラに積み上げられ、散乱した汚い陳列だとしたら、御社の商品は認知してもらえず、そして、手に取ってもらえない商品を陳列しているということになります。これは解決する方法があります。
その問題はパッケージだけでは解決できませんが、カウンター什器を使えば解決できます。

カウンター什器とは

テーブルカウンターに設置する商品をまとめて陳列する販売POPのことです。
お客様が手に取って見ても元の位置に戻していただけるため、商品パッケージが散らかることはなく、ペルソナ分析で特定した、多くの人に当てはまるキレイ好きの条件に当てはまります。
いつでもスッキリと整頓された配置状態で陳列されるため、嫌悪感がありません。
ペルソナ分析をすれば、消費者設定者にもよりますが商品パッケージとカウンター什器をセットで陳列するべきとなるはずです。実際セットになっている方が増刷の多いヒット商品になっています。
マーケティングにペルソナ分析を取り入れることで、新商品や新サービスの企画開発に対して計画と戦略を立てやすくなります。特定する架空の人物を想定することで、認知のチャンスを増やし増刷の多い商品を目指しましょう。

カウンター什器

カウンター什器のご紹介です

このカウンター什器がどのような形状になっているか?どのように整理されて陳列できるか?を写真でご紹介します。
陳列する商品はスライドブリスターと台紙をパッケージにしたリップ商品です。

このリップ商品を6個立てて陳列するためのカウンター什器を作ります。

カウンター什器

部品は4パーツに分かれています。

カウンター什器

本体の箱の底から組み立てます。

カウンター什器

形式は地獄底といって、一度組むと抜けにくい、重い商品を入れたいにお勧めの底組形状です。

カウンター什器

内側に折ります。この折部分で印刷していない面を隠すためと箱に強度を持たせます。

カウンター什器

底面に切れ込みを作り、凹凸を組み合わせることで、箱のズレが出ないようにしています。

カウンター什器

仕切りを用意して箱の中に入れます。

カウンター什器

看板を用意して、本体の箱に取り付けます。

カウンター什器

カウンター什器の完成です。次に商品を陳列します。

カウンター什器

1つ陳列します。

カウンター什器

6つ全部陳列して完成です。
カウンター什器にもデザインスペースを作り、パッケージとデザインイメージを統一することで全体の商品として美しさが出ました。さらに、いつでもスッキリと整頓された配置状態で陳列されるメリットもプラスされます。

商品とカウンター什器のデザインにはペルソナ分析を活用しマーケティングにお役立てください。


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