サンプルカッターのご紹介

サンプルカッターのご紹介

今回は(株)藤田で実際に使用しているサンプルカッターを紹介させていただきます。サンプルカッターを知らない方でもわかりやすく説明させていただきます。

サンプルカッターとは?

サンプルカッターとは何かというと、、文字通り「サンプルを作成するカットマシン」になります。と言われてもわからないと思うので、より詳しく説明します。

パッケージを製作する際、CADを用いて設計します。CADで設計した箱が本当に箱になるか、中の商品に合っているサイズの箱かを見るために大量生産前にサンプルカットして箱形状を確認します。サンプルカットした箱のサイズ、形状が合っていなかったら、CADで調整をして再度サンプルカットします。商品に合わせられるまで繰り返して、合わせられたら大量生産に入ります。この流れをまとめると下図のようになります。

上図の流れの中でサンプルカッターを使用するのは「設計した箱のサンプル作成」と書かれた部分で使用します。サンプルカットで試作を作成しないと本当に適切な箱になるかわからないため、非常に重要な役割を担っています。

カットできる材質

当社のサンプルカッターでカットできる材質を紹介します。

最大5mmまでの厚さのものをカットできます。材質は以下のものをカットできます。

・板紙・・・紙の中でも厚めの紙を指す。パッケージでよく使われる。

・段ボール・・・A段(5mm厚)~G段(0.9mm厚)と厚めなため丈夫である。

・PP・・・PETと比べて柔らかいが透明度で多少劣る。傷つきにくい。

・PET・・・PPと比べて硬いが透明度で多少勝る。傷つきやすい。

・スチレン・・・発泡スチロールを高密度にしたもの。軽くて加工しやすいためPOPに使われる。

・シール・・・糊付きの紙。

以上の6点を主にカットしていますが、ご相談いただければカットできるかどうか検証いたします。

サンプルカットの過程

次は実際サンプルカットをする過程をご紹介します。

これがサンプルカッターの機械です。当機では最大900mm×1200mmサイズまでカットすることができます。

カットしたい紙をセットします。

カットしている中で紙がズレてしまうのを防ぐために紙を下から空気で吸引しています。紙質によってはより固定するためにガムテープで固定することもあります。

ちなみにカット時間は形状にもよりますが、通常のキャラメル箱だと1枚当たり1分もかからないので、素早くサンプルを作成できます。

いざ、カットスタートです。下図のようにスピードが速いので、手を紙の上から離しましょう。

赤い丸で囲まれた部分についているツールでカットしていきます。アップしてみると、、

このようになっています。A~Dのツールの説明をします。

【A】ペンツール・・・ボールペンで図を描くことができます。

【B】カットツール・・・カッターのような刃がついて、押切りでカットしていきます。

【C】プレスツール・・・罫線を作るためのツール。プレス圧も変えることができるます。

以上の3ツールを駆使して、サンプルカットを行います。

実際にカットしている様子をお見せします。

下の写真がカットしたものになります。

無地ですのでかなりわかりにくいのですが、キャラメル箱になっています。罫線も入っていて、カットもできています。

カットが終わったら形状確認をします。箱にしてみると、、

ちゃんと箱になりました!

この中に商品を入れてサイズ調整を行います。もしスカスカだと商品が中で動いてしまい、破損の恐れもあります。逆にキツキツ過ぎると梱包する際に手間がかかり、作業時間が長くなります。また、パッケージ破損の恐れもあります。そのため、商品にピッタリ合うサイズにしなければなりません。当社内で形状確認終わりましたら、お客様にお見せして確認いただくことになります。

まとめ

サンプルカッターについて、ご理解いただけたでしょうか。さらに詳しく知りたい方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。


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