断裁不良の弊害
断裁不良と聞くとイメージしづらいでしょうが下記の写真をまずは見てください。ぺろんとめくり上がっている部分が断裁不良。
これは板紙(通称コートボールと呼ばれている用紙)で北越製紙さんが販売しているブランド名「マリコート」の裏面です。
断裁加工をしてからオフセットハイブリッドUV印刷をします。
何故?断裁加工をしてからオフセットハイブリッドUV印刷をするかと?
言いますと小ロットの場合などは用紙を小さくした方が安く加工が出来るので断裁加工を板紙の代理店さんにお願いし購入して印刷加工をしております。
また用紙が大きなサイズしか無くて断裁してから印刷をする事も多々ございます。
やはりお客様には安く印刷物を提供したいのでその製品ごとにどうすれば安くなるかを入念に考えお見積りをさせて頂いておりまして見積もり後にご注文を頂く際には言われた事以上の印刷物を作ろうと社内で一致団結しデザイン・設計・製版・印刷・打ち抜き・糊貼り加工と毎日頑張っている中、紙の代理店さんから納品された用紙に上記のような紙がめくり上がり「断裁不良」がありまして印刷不良となってしまいました。
このめくり上がった紙の部分が通常の厚みより部分的に厚くなるのでオフセットUV印刷時にアルミ版を転写するブランケットを傷付けてしまいました・・・「ピーリング不良とも言います」
このブランケットはデリケートで紙の厚みごとに胴圧を調整して最適な圧力で紙に転写して印刷してます。
こんな程度でブランケットが傷つくのか?と思われるかもしれませんが
傷ついた印刷物がコチラです・・・・・↓↓↓↓↓
白地の部分で黒く発色している部分です!
胴圧だけでこれだけの傷が付いてしまいます。
これだけの傷が付くと機械の音でも分かる位、大きな音と検査カメラでも弾かれて緊急停止。
高額なブランケットも一度傷が付くと使い物になりませんので直ぐに交換して再度印刷しなくてはなりません。
このような断裁不良は紙の裏面に多く弊社では防ぎ切れないのです・・・ただ
検査カメラを設置してますのでお客様への混入はございますのでご安心ください。
多品種で紙製化粧箱(パッケージ)を制作される際には是非とも異種混入検査装置がある弊社までご相談ください。
多品種少量生産でのコストダウンをする製版〜印刷設備も社内に設備しておりますので、お気軽にメールかお電話ください。
フリーダイヤル0120-007-767
お客様の売上げアップに印刷物で貢献したい
株式会社 藤田
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