三角柱POPのご紹介の前に
POPが消費者にとって、片方では有益な面もありますが、不利益な面があることをご紹介します。
お財布のヒモを固く締めてお買い物
私たちはショッピングにいった際には絶えず、衝動買いをして無駄なもの、必要のないものを購入しないため「何を買うべきか」「いくら払うべきか」という冷静な目で見て、鋭い判断をしています。
そのため、店頭に行って実際に商品、パッケージを厳しくチェックし、五感フル稼働で商品に接しています。
一番最近お買い物をしたことを思い出してください。その日購入した商品の中で、お店に入る前から購入することを決めていた(前日から購入しようと考えていた)商品は、どの位ありましたか?
下記の資料によると
…飲料は衝動買い? 計画買い? 意外な消費行動(日本経済新聞)
…店頭で迷う楽しみ (JMAリサーチ道場)
…東急エージェンシー調べ
商品にもよりますが、お店に入ってから商品購入を決定する割合は全体の約6割とかなり高い割合です。
お財布のヒモを固く締めているつもりの 私たち
チラシ、ネットで価格をチェックし「他店より、〇〇円安い」「以前より〇割引になった」「特売品だから」と私たちは賢くショッピングしているつもりですが、資料によると家にある多くのもの(商品)が衝動買いの結果であり、お店に配置してある商品パッケージをみてから、購入を決定する衝動買いの連続だったという統計が出ています。
それは、商品を購入する時は、自分自身の判断で選んでいると思っていましたが、しかし私たちは知らないうちに、簡単に自分の意思以外のものに影響されているということです。
POPの情報で、つい衝動買い
私たちのショッピングは、事前に購入を決めていた商品よりも、その日、その時お店に入って、その時の衝動買いの商品のほうが多く、自分の意思以外の要素に影響されることがわかりました。
つまり、購入したものの約6割の商品については、人まかせにショッピングをしてしまっていたのです。
私たち消費者が必要としているのは商品の情報です。しかし、その商品がどれだけ良いものか?という情報のPOPは危険です。
鮮魚売場で「今朝、捕れたて!! 旬の脂ののった、お刺身もいけるアジです。」
薬品売場で「新技術 コエンザイム従来の3倍!! 女優の○○も絶賛サプリ」
このような店頭POPで、他商品と差別化された情報をみてしまうと、必要としていた気になってしまうのです。
販売員に代わって、商品の説明をしてくれる店頭POPは、商品の発見に非常に大きなチカラとなり、優れたキャッチコピーのPOP広告は衝動買いの要因になってしまうのです。
「衝動買い」を決定づけるキャッチコピー
商品パッケージは、棚の幅をとらないように必要最小限の大きさになっているため、商品の訴求を全て伝える大きさがありません。
そこで、商品情報を補佐するためのPOPですが、POPのキャッチコピーには「商品をより詳しく表現」「成分の素晴らしさをアピール」「使った感想を伝える」など色々な方法で商品情報を伝えます。
どんなキャッチコピー全世代に届くというものはなく、年齢、性別、ライフスタイルによって心に届くものと、そうではないものが出てきます。例えば、
「ダルビッシュも愛用!!」
「最近、夜ねむれない方へ!」
野球を知らない方もいますし、早寝早起きの方もたくさんいます。
しかし、心理効果を上手に使い、全世代にアピールできるキャッチコピーがあります。
そんな、消費行動において衝動買いを促進されすい心理効果を狙ったキャッチコピーがあります。危険回避のためにご紹介します。
バンドワゴン効果
他人に遅れないよう物を購入する現象で、行列のできる店には並びたくなることや、みんなが持っているアニメキャラクターグッズは自分も欲しくなるという現象です。
人気の製品・サービスを支持する人が多いほど、満足・安心できるという作用が消費者に働きます。
例えばラーメン屋では、あえて客席数やレジを少なくすることで、行列を生み出し、注目度を高めているお店があります。
行列は、人気の状況が目に見えるのでバンドワゴン効果を生み出します。
バンドワゴン効果をPOPに応用すると、
「テレビで紹介されました」
「上半期売上No.1」
「全米興行収入第一位!」
などのコピーを店頭のポップで訴求します。
スノッブ効果
「他人とは違うものが欲しい」という心理が作用し、入手困難であるほど需要が増し、誰でも簡単に入手できるようになると、需要が減少するという現象です。
他人と比べて唯一無二でありたいという人間の心理的効果で、使用する人が少ないほど、希少性から生じる独占欲、優越感を感じるという効果です。
例えば、簡単には手に入りにくいブランドバッグ等に、プレミア価格が付くことで、さらにブランド価値か上がる方法はスノップ効果を効果的に利用しています。
スノップ効果をPOPに応用すると、
「人気商品のため限定1個」
「1日10個 限定!! 幻のプリン」
「毎年即売り切れ!! ○○シェフのおせち重箱」
などのコピーを、店頭のポップで訴求します。
衝動買いを促されてしまう心理効果とPOPでの使用方法をあげました。
私たち消費者にとっては、心理まで使われたら「ズルイ!! 思わず、その商品を買ってしまう」となりますが、それがPOPのチカラです。
私たち消費者はPOPの効果を十分考慮し、無意識に商品を購入してしまわないようPOPの情報に惑わされない賢いショッピングを心掛けましょう。
今回、POPは手作りPOPキット、販促POP倶楽部の三角スタンドPOP用紙を使って、つい無意識に商品を買ってしまう三角POPのチカラというテーマをご紹介致しました。
販促POP倶楽部の三角スタンドPOPの作り方をご紹介します。
キャッチコピーは手書きでもパソコン制作でもOKです。
プリンターで簡単、手作りPOPキット「三角スタンドPOP」
パソコンでの作り方
まず、三角POPの型にデザインするため
https://www.p-fujita.jp/販促pop型ダウンロード/
↑から型のデータをダウンロードしましょう。
型データに合わせ、キャッチコピーの文字を打ち込みます。
合わせて写真やイラストがあれば取り込みます。
POP用紙のサイズはA4サイズのPOP用紙です。
プリンターで印刷します。
紙詰まり防止のため、インクジェットプリンターで出力してください。
トナー式プリンターですと、ミシン目が外れてプリンター故障の恐れがあります。
ミシン目入りで簡単に手で切り離せます。
ミシン目の入っている部分を全部、手でカットしてください。
全体をカットしたら、組み立てです。
折り線の筋が入っています。筋に合わせ折って組み立てていきます。
凹凸を差し込んで、三角POPの完成です。
テープや糊は不使用で完成できます。
キャッチコピーに迷った時は、上記の心理効果を利用し店舗のPOP制作時に役立てください。
POPが沢山のあるお店は華やかです。賑やかで店内に入りやすくなります。
賑やかな人気店は売り上げがあり、商品が早く回転します。
POPが沢山のあるお店は、品が良くて、価格が手頃だということを消費者はなんとなくですが、感じています。
手作りPOPでお店を盛り上げてください。
ミシン目が入ったPOP用紙の手作りPOPキットの販促POP倶楽部の詳しい
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